植物の剪定(せんてい)ってどうやるの?

植物の管理方法

アルバイト君
アルバイト君

店長!お客様からよく観葉植物が成長しすぎて、どうやって剪定(せんてい)したらいいのか聞かれるんです。

店長
店長

そうだね!植物は定期的に枝葉を切る(剪定する)ことで、健康な状態を保つことが出来るからね!今日は初心者でもわかる剪定(せんてい)について説明しようかな!

1. 剪定とは?

剪定(せんてい)は、植物の枝や葉を切り取る作業のことです。この作業を行うことで、植物の健康を維持し、見た目を整え、成長を促進することができます。適切な剪定を行うことで、植物の寿命を延ばし、より美しい姿を楽しむことができます。

2. 剪定の目的

剪定には以下のような目的があります:

  • 形を整える:植物が望ましい形や大きさに成長するように、余分な枝を取り除きます。
  • 健康を促進する:病気や虫害にかかった枝を取り除くことで、植物の健康を守ります。
  • 成長を促進する:古い枝や不要な枝を取り除くことで、新しい成長を促します。
  • 開花や結実を助ける:花や実をつけるために、適切な時期に剪定を行います。

3. 剪定の基本的な道具

剪定を行うには、以下の道具が必要です:

剪定バサミ:細かい枝を切るための基本的な道具。家庭用の紙を切る文房具用のハサミを使う方がいるのもよく聞きますが、切る用途が違うのでおすすめ出来ません。
先ずはお手頃な価格の物で良いので、1本持っててもいいかもしれません。

アルスさんのミニチョキです!お店でも使ってる剪定用のハサミです。
コンパクトサイズで、女性でも使いやすいですよ。
ただあまりに太い枝を切るには刃が小さく、パワーも要るので無理はしないでください!!
切っても枝の太さ1〜1.5cm位にしてください。

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ノコギリ:太い枝を切る際に使います。今回は庭に生えているような大物の剪定は一旦お休みです。ノコギリはそんな大物を切る際に必要なので、頭の片隅に置いておいてください!!

手袋:手を保護するため。バラなどトゲのあるモノや、枝の先が鋭利なとき、怪我をするときがあるので、あったほうが良いと思います。

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消毒液:道具を消毒して病気の伝播を防ぐため。植物によってはハサミ1回切るたびに消毒しながら切る場合もあるようですが、今回は初級編なので、いずれお話したいと思います。

癒合剤:太い枝を切った時に、切り口から侵入する雑菌の予防や水分の蒸発を防ぐために蓋(ふた)をするために塗る薬剤です。人間で言う傷の後に出来るカサブタみたいな感じでしょうか?
殺菌効果もあるので、切り口からの腐敗を防げます。
チューブタイプなので、塗りやすく、余っても次に使う時まで取っておけるので便利です!

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4. 剪定の基本的な手順

剪定を行う際の基本的な手順は以下の通りです:

  1. 植物を観察する:まず、どの枝を切るべきかを見極めます。
    病気や枯れた枝、交差している枝、下に向かう枝、中心にむかって映える枝、平行している枝などを特定します。
  2. 道具を準備する:剪定バサミやノコギリを消毒して、病気の拡散を防ぎます。
    ガス台での直火による熱殺菌、アルコールスプレー、専用の消毒液などがあります。
    (熱した時は十分冷めてから切り始めてください!)
    火傷や薬品の取り扱いには十分お気をつけください。
  3. 不要な枝を切る:目的に応じて不要な枝を切り落とします。
    切り口は斜めにすると、雨水が溜まらず、病気のリスクを減らせます。
  4. 切り口を整える:大きな枝を切った後は、切り口を滑らかに整えると、病気の侵入を防げます。

5. 剪定のタイミング

剪定を行う時期は植物の種類や目的によって異なります。今回はおおまかに説明するので、剪定しようと思った植物の剪定がいつがいいのか調べてから切り始めてください。

  • 冬季剪定:休眠期に行う剪定。成長をコントロールし、形を整えるのに適しています。
  • 夏季剪定:成長期に行う剪定。不要な枝を取り除き、風通しを良くするために行います。
  • 花後剪定:花が咲き終わった後に行い、次の花芽を促します。

6. 剪定の注意点

  • 過度な剪定を避ける:一度に多くの枝を切りすぎると、植物にストレスを与えることがあります。
    時に植物そのものが枯れてしまうことがあるので、切りすぎには注意が必要です。
  • 正しい技術を使う:切り口を清潔に保ち、病気を予防します。
  • 植物の種類を理解する:それぞれの植物に適した剪定方法があります。ここでは全ての植物について解説出来ないので、少しづつ取り上げて行けたらと思います。

7. 剪定の成功例と失敗例

  • 成功例:適切な時期に剪定を行い、日差しが均等に当たり、風通しが良くなることで植物が元気に成長し、花や実を沢山つけるようになります。
  • 失敗例:剪定時期を誤ったり、切りすぎたりして植物が弱ってしまい、最悪枯れてしまう可能性もあります。

まとめ

剪定は植物の健康と美しさを保つために欠かせない作業です。初心者でも基本的な手順を守りながら行うことで、植物をより長く楽しむことができます。適切な道具と知識を持ち、定期的に剪定を行うことで、植物の成長を助け、庭や室内を彩る美しい景観を楽しむことができるでしょう。

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