お花ってどのくらい持つものなの???
このお花はどの位持ちますか?
え〜と・・・飾る環境によります。
あとは、管理方法によりますね!
お客様がこの質問をしたい気持ちもわかります。
せっかくお金を出して買うお花。少しでも長い時間飾りたいですよね?
店員としては、飾る場所の温度や手入れの方法で、飾れる時間が違うことを知っているので、
なんとも言えないのが本音なんです。
3日って言ったら、それしか持たないの?って思われてしまうし、
2週間持ちますよ!って言って、実際6日で枯れたら嘘つき呼ばわりされるし・・・
なので、今回は切り花の管理方法についていくつかポイントをあげてみたいと思います!!
漂白剤を入れるの?花瓶に??
え??お花が漂白されちゃうんじゃないの??
沢山入れれば漂白されますが、
入れるのは花瓶に2〜3適です!!
そんなちょっとでいいんですか〜?
漂白剤を入れる目的としては、雑菌の繁殖を少しでも減らすことです!!!
お花を飾ったことがある方はご存知だと思いますが、水につかってる部分がぬるぬるしてきますよね?水が腐敗したり、雑菌が繁殖したことにより、そのような現象がおきます。
茎が腐ることで、水がうまく吸えずに花が元気なのに、水を吸えない事で首がクタッ〜とお辞儀して、シナシナに曲がり枯れてしまいます。
今まで漂白剤を使った事無い方は、入れた時の持ちの良さにびっくりされると思います。
ぜひお試しください!!
花瓶、器を洗う!?
毎日、お水を交換するときに、花瓶って洗ってますか??
・・・・(汗)あ、洗うんですか??
これ、花屋での会話あるあるなんです!!
皆さん、お水を交換したこと無いからも、いらっしゃるんですが、花瓶を洗う作業をしない方もなかなか多いんです。せっかく新しいお水を入れても、繁殖した雑菌や腐敗した水が器の内側に残ってますよね?なので、古いお水を捨てた時に、洗剤を付けて、よく流水で流して欲しいです。
そしてきれいになった花瓶に新鮮な水と漂白剤を2〜3適入れてたら、さぁ!!お花を入れる準備が整いましたよ!!
よし!準備出来た〜!!さ、お花を花瓶に入れるぞ〜
ちょっと待って!!!
茎を洗う??茎を切る!?
え?また声だけ聞こえるやつだ(汗)・・・
花の茎には、前の古い水が付いてるから、
流水に当てながら軽く洗って欲しいんだ!
そうなんです!花瓶の準備ができると、すぐにお花を入れたくなってしまいますよね?
水が腐ったり、茎がヌルヌルしてしまうこともあるので、ぜひ、洗ってほしいです。
さらに、切り口を新しくカットして新鮮な切り口にしてから、水の中に入れてください。
これを「切り戻し」なんて言い方をします。
切り口は、刃物で切った時に、繊維や細胞が壊れ、腐敗している場合があります。そこが原因で水がに濁ったり、水を吸うための入口が塞がってしまうこともあるようです。切り口を新しくすることで、新鮮な水をお花の先端まで届きやすく出来るので、毎日どんどん切り進めてほしいです!
お客様の中には、長さを変えたくない!という方もいらっしゃいますが、どんどん切り、器をどんどん小さくしながら、場所を変えて飾ってみてください。
当店でも販売してるご自宅用の切り花専用のハサミです。錆びにくく、ある程度の硬さならこのはさみだけでも十分切れます!!
最初はリビング、短くなってきたら、洗面所や玄関に移動してもよいでしょう!
短くなってきたお花を飾る花瓶におすすめなのが、この富士山型の花瓶。
当店でも大人気です。そこが広く、安定しているので倒れにくく、透明でシンプルなデザインのため、どんな場所にも飾れます!!
長い花瓶が空いたら、また長いお花を購入して、楽しみながら、徐々に短くして、花瓶を替えローテーションするのが、おすすめです。
10円や洗剤を入れるといい!ってホント??
これもよくある質問ですね!いずれも目指す効果としては、雑菌の繁殖を防いで、きれいな水が長く続くことですかね!
10円玉は、金属で言う銅が含まれているので、水に入れることで、銅イオンが雑菌の繁殖を防いでくれるみたいです。キッチンの流しの部分に銅で出来た網などが昔から売られていて、これも同じ効果を狙った商品なんですよね。流しの網も夏場は特に雑菌で、ヌメヌメになりやすいですからね。
洗剤も成分の中の界面活性剤が、雑菌の繁殖を緩やかにしてくれるそうです。
切り花延命剤ってどうなの?
店長!!お店で販売している切り花の延命剤はどうなんですか??
あの液体には、お花に必要な糖分と、雑菌を防ぐ殺菌剤の両方が入っているんだ!
花の蕾を開花させるのに、エネルギーが必要だから、糖分はありがたいんだ!!
しかも毎日の水換えも不要なので、忙しい方はこのキープフラワーを使って管理するのもおすすめです!
ただ、砂糖を入れただけだと、雑菌の餌になってしまうから、そこは気を付けてほしいですね。
今回は切り花の水を管理の仕方についてお知らせしてみました。
次回は、お花の種類によって管理が違うものがあるので、
そのへんについてお話してみようかと思います!!
いつもお読みいただきましてありがとうございます!!
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