シクラメンってどんな花?

まだまだ寒い日が続きますが、こんな寒い中元気なお花があります。
その花こそ今回のテーマである「シクラメン」です。
早いところで11月末位からクリスマスの頃に花屋の店頭に「シクラメン」と「ポインセチア」がならびますよね。この頃の花屋は赤ピンク白ととても華やかな雰囲気になります。
シクラメンはサクラソウ科シクラメン属に属する多年草で、冬の代表的な観賞植物として広く親しまれています。その可憐な花姿と鮮やかな色彩が特徴で、特に冬から春にかけての寒い時期に咲くことから、室内や庭の彩りとして重宝されています。
シクラメンの原産地
シクラメンの原産地は地中海沿岸地域で、具体的には南ヨーロッパから中東、小アジアにかけての地域に自生しています。特にギリシャ、トルコ、イスラエル、レバノン、シリアなどが主要な分布地とされ、乾燥した岩場や森林の陰などで自生しています。シクラメンは球根植物であり、夏の乾燥期には地上部を枯らして休眠する性質を持っています。このため、乾燥に強く、寒さにも比較的耐えることができます。
日本におけるシクラメンの歴史
日本には明治時代初期(1870年代)に渡来したとされており、当初は「篝火花(かがりびばな)」という和名で呼ばれていました。これは、花の形が篝火(かがりび:夜間の照明や合図に使われた焚火)の炎のように見えることに由来しています。しかし、当時のシクラメンはまだ一般家庭に普及するには至らず、一部の園芸愛好家や植物学者によって栽培されるにとどまっていました。
本格的に日本で普及し始めたのは昭和時代に入ってからで、特に1950年代以降、品種改良が進み、日本の気候に適したシクラメンの生産が盛んになりました。日本国内では温室栽培技術の発展とともに、冬の鉢花としての地位を確立し、現在では冬の代表的な花のひとつとして広く楽しまれています。
何に注意して買えばいいの?

シクラメンを購入する際に気をつけるべきポイントを5つ紹介します。
葉の状態をチェックする
シクラメンの健康状態は葉を見れば分かります。以下のような葉を選ぶのがポイントです。
- 葉が全体に広がっている(密集しすぎず、バランスよく広がっているものが良い)
- 葉の色が濃く、ツヤがある(黄ばんでいたり、乾燥しているものは避ける)
- 茎がしっかりしている(ぐったりしているものは根が弱っている可能性がある)
花とつぼみの状態を確認する
- 咲いている花が元気で発色が良いものを選ぶ(色あせているものは避ける)
- つぼみがたくさん付いているもの(これから長く楽しめる)
- 花茎がまっすぐでしっかり立っているもの(弱いとすぐにしおれる可能性がある)
球根の状態を確認する
シクラメンは球根植物なので、球根の状態も重要です。
- 球根がしっかり土から顔を出している(深植えされているものは腐りやすい)
- 球根部分が硬く締まっている(ぶよぶよしていると根腐れの可能性がある)
害虫や病気がないかチェックする
- 葉の裏や茎に害虫がいないか確認する(アブラムシやハダニが付いていないか)
- カビや黒ずみがないかチェック(病気にかかっているものは避ける)
- 土の表面が湿りすぎていないか(過湿状態だと根腐れの可能性がある)
育てる時のポイントとは・・・

シクラメンには下に水が貯まるタイプの鉢と、通常の鉢があるけどどう違うんだろ?

お!いいところに気がついたね。順番に説明していこうかな!!
底面給水鉢とは・・・
土の入った鉢の下にさらに水を貯める部分がある特殊な鉢です。水を注ぐための(排出する)窓も付いていて、普段の水やりはその窓から注ぎ入れます。
貯水部に布が垂れていて、鉢が必要な水分を自動的に吸ってくれるのであげすぎ防止になります。
底面給水鉢の育て方のポイント
水の管理
- 鉢の底にある窓(給水口)から水を補充する。
- 受け皿の水がなくなっても、すぐに足さず 土の表面が少し乾いてから 給水する。
最低でも1日水の入ってない日を作る事がポイントです。 - 1ヶ月に1回でいいので、鉢の上から水をあげてほしいんです。しばらくすると、下の貯水部に水が溜まります。その水には老廃物が含まれているので、鉢を斜めにして窓から溜まった水を全て捨てます。これで鉢の中がきれいになりましたので、貯水部にきれいな水を半分ほど入れて終了です。
上からあげる時に植物に直接当たらないように、本体の脇を狙ってみてください。
置き場所

暖房の効いたリビングに置いて飾ってたんだけど、どんどん伸びてあっという間に枯れてしまったんだけど、何が悪かったのかな??

シクラメンは暖房が苦手なのよね・・
涼しい場所の方が長く開花が続くよ!!
開花する冬場と、夏の管理方法が違うので、今は開花期の基準で説明していきますね!
- 明るくて涼しい場所に置く(外なら数時間の直射日光でも大丈夫。部屋ならレースカーテン越しの光が理想)。
- 10~15℃ が最適(暖房の風が直接当たら場所。外なら霜が降りない場所)。寒いエリアだと昼間夜間問わず凍ってしまう可能性があるので、気温を見て室内に避難させてあげてください。
肥料の管理
桔梗屋でのおすすめは、液体肥料を通常薄めるの濃度さらに倍の水で薄めたものを、毎回の水やりで上げる方法です。シクラメン生産者さんに聞いたマル秘テクニックです!!
- 生育期(11月~3月)は、通常1,000倍なら、2,000倍に薄めた液体肥料 を与える。
ハイポネクスなら原液が青いですが、色がわからない位に薄めてくださいね! - 底面給水の場合、肥料がたまりやすいので 規定の濃度より薄めに するのがコツです。
その他のポイント
- 花がら(花が取れてシャワーヘッドみたいなもの)、黄色くなった葉摘みは 茎ごとねじるようにして根元から取り除く(カビや病気予防になる)。
ハサミを使うと感染症の可能性が高まるので、手で引っこ抜くやり方を推奨します。
2. 通常の鉢(底穴あり)で育てる場合
一般的な鉢植えで育てる場合、水やりの方法に注意が必要です。
育て方のポイント
水やりの方法
- 土の表面が乾いてから、鉢の縁にそっと水を与える(球根の中心に水がかからないように注意)。
- 受け皿に水がたまったら、 必ず捨てる(根腐れ防止のため)。
- 過湿を防ぐため、 冬場は1週間に1~2回程度の水やり でOK。
多少なら葉がシナシナになってお辞儀してからでも十分間に合うので厳し目にあげてください。
置き場所、肥料、管理の仕方は底面給水の時と同じです!
桔梗屋が提案するシクラメンのすごさ
桔梗屋ではある特定の生産者さんのシクラメンのみを販売してます。
この生産者さんのシクラメンに対するこだわりや愛情にとても共感したからです。
販売開始してから10年以上経ちましたが、毎年楽しみにしている沢山のファンが付きました。
販売する我々も毎年嬉しい気持ちになります。
桔梗屋の販売するシクラメンは「自宅で満開を迎える!」と言う珍しい販売方法です。
店頭に並んで居るものは、まだまだ花がちらほらしか咲いてない株ばかり。
これが面白いように次々と咲いてくるんです。
ある程度咲いてくると、さらに下からモリモリ蕾が出てくるから、ま〜楽しくて!!

夏場の管理は??

シクラメンは夏は休眠すると言われてます。水を一切あげずに休眠させる方法もあるけど、桔梗屋としては水は切らさないやり方をおすすめしてます。
手順
- 半日陰に移動する
夏の直射日光や高温を避けるため、風通しの良い 半日陰(25℃以下が理想) に鉢を移動します。
ベランダなど、コンクリートの上に直接置かずにスノコや鍋敷きなど下からの熱が伝わらないようにする。何も無いときは割り箸2本を履かせるだけでも効果あり!! - 水やりは控えめに続ける
過湿を避けるため、貯水部に入れる水は半分までにして、土の乾き具合をみてから次を入れます。 - 肥料は控える
夏の間は肥料をまったく与えず、生育が止まることを考慮して管理します。 - 風通しを良くする
鉢蒸れを防ぐために、葉が茂りすぎていたら少し間引くか、周囲の空気を循環させるようにしましょう。 - 秋になったら肥料を再開
涼しくなり、成長が再開したら肥料を与えて通常管理に戻します。
まとめ
桔梗屋が販売させてもらってるシクラメンは成長ホルモン剤、開花促進剤などを一切使わないので、皆さんが町中で見るよりも遅めの出荷になります、ただ自然のリズムで咲いてくる力強さは、他のシクラメンとは全然違います。葉の数だけ花が咲くと言われますが、このシクラメンは葉がモリモリ、バキバキです。是非店頭で触ってほしいくらいです。その葉の中からどんどん咲いてくる花は見事です。
ギフトでもらった方はとても驚かれますが、それも楽しいイベントの1つになればと思います。
全然咲いてないシクラメンが届いたとおもったら、見たことも無いくらいモリモリに咲いてきますからね!こんなに真剣にシクラメンに向き合っている生産者さんをこれからも応援していきます。
お客様から5月の前半くらいまで咲くよ〜!と嬉しい声を聞きます。
そんな楽しいシクラメンライフをこれからも提案していきますよ〜
コメント