これも観葉植物やお花を育てて、よく聞く質問の1つですね。
自然界だと雨が降ったり、地下水が流れていたりして植物は水を吸収することが出来ますが、
植木鉢やプランターに入った植物や花達は誰かに水をもらわないと、生きていくことが出来ません。
外に置いてれば雨が当たるから水あげなくてもいいの?と思われますが・・・それが落とし穴。
確かに雨が当たる場所なら、水が供給されそうですが、実はよっぽどの長い時間降らないとしっかり鉢全体に染み渡りません。しかも、葉が茂っていたら、雨は葉に当たり鉢の外にこぼれたらどうなると思いますか?
自然界だと、その植物の離れたところに雨が当たっても、地下に染み込み、深く、広く伸ばした根で吸うことが出来ますが、鉢にはほとんど水は入らなくて水不足になってしまいます。人間の目にはこれだけ長く雨が降ったから水をあげなくても大丈夫でしょう!!と思い込んでしまうのです。
それを踏まえてジョーロやホースで水をあげる場合、シャワーヘッドでまるで雨が降ってるように土の表面だけ濡らすような水やりでは全然足りません。
え〜そうなの??雨がふるように葉や花にもまんべんなくかけて、土の色が変わる程度でいいのかと思ってた・・・
そうなんだ!いつも水をかけてくれるんだけど、根まで届いてなくて喉カラカラで。いつも店長に追加で水をもらっていたんだ!!
え?誰?木の精??気のせい??
お!ついに聞こえたんだね!木の精さんの声が(笑)
植物や花には精霊が付いてるようで、人々に元気や幸せを運んでくれていると信じられてきたそうです。人類は6万年も前から花を贈る習慣があったようで、ネアンデルタール人のお墓に草花の化石が出てきたそうです。太古の昔から花や植物にそのような不思議なチカラがあることを知っていたのかもしれませんね。
じゃ〜水やりはどうすればいいの?
じょうろの口は動かさずに、じっくり、じわ〜っとあげるイメージであげてみて!
こんなんでいいのかな? あれ?鉢の下から水がどんどん出てきてるけど大丈夫??あげ過ぎは根が腐っちゃうから、ダメだって聞いたけど本当に大丈夫なの??
ゴクゴク!!う、うまい!!生き返るわぁ〜!! 全然あげすぎじゃないよ!!
ホースが使える場所はジョーロよりも、楽で広い範囲で浸かるからおすすめです。
水をあげる時は、ストレートよりも、拡散されたシャワーの方が土が飛ばないからぜひやってみてください!!
それでは店長が解説してみようかな!
「あげすぎ」の定義で言うならば・・・乾いてないのに次の水やりをすることでしょうか。
つい量の問題のように感じてしまいますよね!極端に言えば、ドラム缶1本、お風呂の浴槽1杯あげてもあげすぎではないんですよ!!不要な水は鉢の下から出ていってしまうので大丈夫です。水の無駄遣いにはなりますけどね(汗)
よく人間に例えるんですけど、お腹いっぱいなのに、次のご飯を食べるとしたら、どうでしょうか?胃や内蔵が休まる時間が無く、吸収が出来なくなり臓器が壊れ栄養が吸収出来なくなったら、本体はだんだんやせ細り、最後には亡くなって(枯れて)しまう・・・痩せた本体を見たら、どんどん食べ物あげたくなっちゃいませんか?
植物も人間と同じで、もし具合が悪いときは、焼き肉!天ぷら!ガーリックステーキ!スタミナたっぷり!!では無く、今は消化の良いおかゆにして〜といった感じ。
具合の悪いときこそ、栄養(肥料)はあげずに水だけのコントロールで、悪くなった原因を探してほしいです。
枯れる原因はまた今度違う日にお話したいと思います。
水やりに関しては、植物の個性によってもあげ方が変わるので、今回は基本の基本です。
さらに詳しい水やりが必要な植物に関しても違う機会にぜひお話しましょう!!
今回もお読みいただきましてありがとうございます。
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