10月に入ると、街のあちこちにオレンジ色のかぼちゃが並びはじめます。ハロウィンというと仮装やお菓子を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、もともとは秋の実りに感謝し、季節の変わり目を迎える行事でした。だからこそ、花や実ものと相性がとてもよいのです。
この記事では、花屋の目線で「家に飾って楽しむハロウィン」をご紹介します。なぜかぼちゃなのかという由来から、観賞用かぼちゃを長持ちさせるコツ、ハロウィンに合う秋色の花、オレンジと黒と紫の色合わせ、そして玄関やテーブルでの具体的な飾り方まで。子どもっぽくなりすぎず、大人の暮らしにもなじむ飾り方を中心にまとめました。10月31日まで、まだ少し時間があります。今週末から、少しずつ秋の飾りを始めてみませんか。
この記事でわかること
- ハロウィンの起源と、かぼちゃが使われるようになった理由
- 観賞用かぼちゃ(おもちゃかぼちゃ)の種類と長持ちさせる方法
- ハロウィンに合う花・実もの・枝もの
- オレンジ×黒×紫を大人っぽくまとめる色合わせのコツ
- かぼちゃの器、玄関、テーブル、リースの飾り方
- ハロウィンが終わったあとの片付けと、11月への飾りのつなぎ方
ハロウィンはどこから来たの?——秋の終わりを告げる古いお祭り
古代ケルトの「サウィン祭」
ハロウィンの起源としてよく知られているのが、古代ケルトの人々が行っていた「サウィン祭」です。ケルトの人々は、いまのアイルランドやイギリス、フランスの一部などに暮らしていました。彼らの暦では10月31日が一年の終わりにあたり、11月1日から新しい年と冬が始まると考えられていた、とされています。
サウィン祭は、夏の収穫が終わり、暗く寒い冬へ向かう節目のお祭りでした。この夜は、この世とあの世の境目があいまいになり、亡くなった人の魂が家族のもとへ帰ってくると信じられていたといいます。同時に、悪い霊や魔物もさまよい出てくると考えられていたため、人々は火を焚き、ときには仮面や扮装で身を隠して、災いを遠ざけようとしたと伝えられています。
秋の収穫に感謝し、冬を前に家族や先祖を思う。そう考えると、日本のお盆やお彼岸に少し通じるものを感じる方もいるかもしれません。
「ハロウィン」という名前の由来
その後、ヨーロッパにキリスト教が広まると、11月1日はすべての聖人をたたえる「万聖節」と呼ばれる日になりました。英語ではこの日を古い言い方で「オール・ハロウズ」と呼び、その前の晩、つまり10月31日の夜を「オール・ハロウズ・イブ(万聖節の前夜)」と呼んでいました。これが縮まって「ハロウィン」になったというのが、名前の由来として広く知られている説です。
つまりハロウィンは、古いケルトのお祭りと、のちに広まったキリスト教の行事が重なり合いながら形づくられてきたものだと考えられています。ただし、どの風習がどこから来たのかについては研究者のあいだでも見方が分かれており、諸説あります。この記事では、よく語られている説としてご紹介しています。
アイルランドからアメリカへ、そして日本へ
ハロウィンの風習は、アイルランドやスコットランドの人々によって受け継がれてきました。19世紀半ば、アイルランドでジャガイモの不作による大飢饉が起き、たくさんの人がアメリカへ渡ります。その人々とともにハロウィンの習わしも海を渡り、やがてアメリカ全体に広まっていったといわれています。仮装をした子どもたちが家々を回ってお菓子をもらう、私たちがよく知るハロウィンの姿は、このアメリカで形づくられたものです。
日本では、1983年に東京・原宿の表参道で、おもちゃ店の販売促進として仮装パレードが行われたのが早い例とされています。その後、1997年に東京ディズニーランド、2002年にユニバーサル・スタジオ・ジャパンがハロウィンのイベントを始めたことなどをきっかけに、広く知られるようになりました。いまでは10月の季節行事としてすっかり定着し、花屋の店先にも秋の実りを感じる花材がたくさん並ぶ時期になっています。
なぜかぼちゃなの?——もとはカブのランタンだった

ハロウィンって、どうしてかぼちゃなんですか?

もとはカブの仲間で作られていたといわれています。アメリカで手に入りやすいかぼちゃに代わったそうです。

最初はカブがランタンだったなんて、ちょっと意外だよね!
ハロウィンの飾りといえば、目と鼻と口をくり抜いたかぼちゃのランタン「ジャック・オ・ランタン」です。中にろうそくを灯し、玄関先や窓辺に置いて、悪い霊を遠ざける魔よけにしたと伝えられています。
ところが、このランタンはもともとかぼちゃではなく、カブの仲間で作られていたといわれています。アイルランドやスコットランドでは、ルタバガ(スウェーデンカブとも呼ばれる、黄色い根を持つ大きなカブ)などをくり抜いて明かりを灯していたそうです。
それがアメリカに渡ったとき、現地でたくさん穫れて手に入りやすく、大きくて中をくり抜きやすいかぼちゃが代わりに使われるようになりました。こうして「ハロウィンといえばオレンジ色のかぼちゃ」というイメージができあがったと考えられています。
ジャック・オ・ランタンの名前には、悪魔をだました男「ジャック」が天国にも地獄にも行けず、明かりを手にさまよい続けるという言い伝えが結びついて語られることもあります。この話にもいくつかの言い伝え方があり、地域によって細部が異なります。
かぼちゃは「秋の実り」そのもの
由来をたどると、ハロウィンのかぼちゃは収穫の季節を象徴する存在でもあります。花屋の飾りでは、怖さよりも「実りの秋」を表すものとして使うと、季節の飾りとして長く楽しめます。
観賞用かぼちゃ(おもちゃかぼちゃ)を知ろう

小さいかぼちゃって、飾り終わったら食べられるんですか?

観賞用は食べることを想定して育てられていないので、料理には使わないでくださいね。

長持ちさせるコツはありますか?

傷をつけず丸ごとのまま、風通しのよい涼しい場所に。ヘタは持たず、下から包むように持ちましょう。
いろいろな形と色がある「ペポかぼちゃ」の仲間
ハロウィンの時期に花屋や雑貨店で見かける、手のひらにのるような小さなかぼちゃ。これらは「おもちゃかぼちゃ」と呼ばれ、多くはペポかぼちゃという種類の仲間です。ペポかぼちゃは形や色の幅がとても広く、ズッキーニも同じ仲間に入ります。
観賞用として出回るものには、たとえばこんな種類があります。
- 白いかぼちゃ:ころんとした白い肌が上品で、大人っぽい飾りに向いています。
- 小さなオレンジのかぼちゃ:いかにもハロウィンらしい色。いくつか並べるだけで季節感が出ます。
- まだら・しま模様:黄色と緑の二色や、縦じまの入ったもの。ひとつ混ぜると表情が豊かになります。
- ひょうたん形・洋なし形:首が長いものや曲がったものなど、ユニークな形はアクセントに。
- イボのあるもの:表面がごつごつしたタイプは、少し不思議な雰囲気を演出できます。
観賞用は「食べない」が基本
観賞用として売られているおもちゃかぼちゃは、食べることを想定して育てられていません。見た目が食用のかぼちゃに似ていても、料理には使わないようにしましょう。かぼちゃの仲間には、苦味のある成分を多く含むものがあり、口にすると体調を崩すおそれがあると注意喚起されています。小さなお子さんやペットのいるご家庭では、かじったりしない場所に飾ると安心です。
長持ちさせるコツ
観賞用かぼちゃは、傷をつけずに丸ごとのまま、風通しのよい涼しい場所に置けば、1〜2か月ほど楽しめることもあります。かぼちゃの状態や置き場所によって大きく変わるので、目安として考えてください。長持ちさせるためのポイントは次のとおりです。
- 傷をつけない:表面に傷があると、そこから傷みやすくなります。購入時はへこみや柔らかい部分がないものを選び、扱うときも落とさないようにします。
- ヘタ(茎)を持たない:ヘタを持って運ぶと、付け根が折れたり傷んだりすることがあります。下から包むように持ちましょう。
- 湿気を避ける:濡れたまま置いたり、湿った布の上に置いたりするとカビの原因に。底が湿りやすいので、ときどき位置をずらして底面を乾かします。
- 直射日光と暖房の風を避ける:日差しの強い窓辺や暖房の近くは傷みが早まります。
- 汚れは乾いた布で:水洗いした場合は、しっかり水気を拭き取ってから飾ります。
- 切ると一気に傷みやすくなる:くり抜いたり切ったりしたかぼちゃは、丸ごとのものよりずっと早く傷みます。器にする場合は、ハロウィン直前に作るのがおすすめです。
飾っている間は、ときどき底や表面を触ってみて、柔らかくなっていないか、カビが出ていないかを確認しましょう。傷みはじめたものは早めに取り除くと、隣のかぼちゃに広がるのを防げます。
ハロウィンに合う花・実もの・枝もの
ハロウィンの飾りに使う花は、「オレンジ」「深い赤や紫」「黒に近い色」がキーワードです。さらに、実ものや枝もの、穂のある草を合わせると、一気に秋らしい表情になります。10月に手に入りやすい花材を、役割ごとにご紹介します。
主役になる花
- ダリア:大輪から小ぶりまで種類が豊富で、オレンジ、赤銅色、ワインレッド、黒に近い濃い赤など、秋色がそろいます。一輪でも存在感があるので、主役にぴったりです。ダリアは水が下がりやすい花なので、こまめに水を替えて、茎の先を少しずつ切り戻すと長く楽しめます。
- ケイトウ:ビロードのような手ざわりの花で、赤やオレンジ、深いえんじ色があります。鶏のとさかのような形のものや、ふわふわの羽毛のような形のものがあり、質感で秋の深まりを表現できます。
- ガーベラ:明るいオレンジのガーベラは、かぼちゃの色とよくなじみます。茎が柔らかく傷みやすいので、水は少なめ(花瓶の底から数センチ)にすると持ちがよくなります。
黒っぽい花で、ぐっと大人っぽく
ハロウィンらしさを出しながら子どもっぽくならないようにするには、「黒に近い花」を少し加えるのが効果的です。真っ黒な花は自然界にはほとんどありませんが、濃い赤や紫が重なって黒く見える花がいくつかあります。
- チョコレートコスモス:黒褐色から赤褐色の小さな花で、名前のとおりほんのりチョコレートのような甘い香りがあります。細い茎で揺れる姿が繊細で、アレンジに軽やかさを添えてくれます。
- 黒に近いダリア:深いえんじや黒紫のダリアは、オレンジの花と並べると互いの色を引き立て合います。
- 黒に近いカラー:濃い紫からほぼ黒に見えるカラーは、すっとした形が印象的。一本添えるだけで全体が引き締まります。
実ものでハロウィンらしさをプラス
- ヒペリカム:つやのある丸い実が房になってつく花材です。赤、オレンジ、ピンク、緑、茶色など色の幅が広く、小さなかぼちゃのようにも見えるのでハロウィンにぴったり。日持ちもよいほうです。
- ツルウメモドキ:秋になると黄色い殻が割れて、中から朱赤の実がのぞく、つる性の枝ものです。つるをくるりと丸めてリースにしたり、器からこぼれるように垂らしたりと、動きのある飾りに向いています。
- ほおずき:袋状のがくがオレンジ色に色づき、小さなランタンのように見えます。生のほおずきは夏が中心ですが、乾燥させたものなら秋にも飾りやすく、かぼちゃと並べてもよく合います。
枝ものと穂で、秋の空気感を
- 紅葉した枝もの:色づいたドウダンツツジや、紅葉した葉のついた枝は、背の高さと季節感を同時に出してくれます。
- ススキ:お月見のイメージが強いススキも、ハロウィンの飾りに使うと野原のような素朴な雰囲気になります。穂が開ききると綿毛が飛びやすいので、穂が締まっているものを選ぶとよいでしょう。
- パンパスグラス:ふわっとした大きな穂は、ドライでも長く楽しめます。玄関先の大きな飾りにも向いています。
花材の入荷は年や天候によって変わります。お目当ての花が見つからない場合は、似た色や質感の花で代わりにできることも多いので、花屋で相談してみてください。
オレンジ×黒×紫——大人っぽく仕上げる色合わせ

三色そろえると、なんだか子どもっぽくなってしまって…

主役の色をひとつ決めるのがコツです。主役を7割、もう一色を2割、差し色を1割くらいが目安ですね。

明るい緑は控えめにすると、ぐっと秋らしくなるよ。
ハロウィンのイメージカラーといえば、かぼちゃのオレンジ、夜の黒、そして魔女や夕闇を思わせる紫です。この三色は、上手に組み合わせると秋らしく深みのある飾りになりますが、すべてを同じ量で使うと、にぎやかでおもちゃのような印象になりがちです。大人っぽく仕上げるには、いくつかのコツがあります。
色を絞る:主役の色をひとつ決める
まず、主役にする色をひとつ決めます。たとえば「オレンジを主役に、黒をほんの少し」「深い紫とえんじを主役に、オレンジはかぼちゃだけ」といった具合です。割合の目安としては、主役の色を全体の7割ほど、もう一色を2割、差し色を1割くらいにすると、まとまりが出やすくなります。
- あたたかい秋の雰囲気にしたいとき:オレンジのダリアやガーベラを中心に、茶色のヒペリカムやチョコレートコスモスで少し引き締める。
- シックにしたいとき:えんじや黒紫のダリア、黒に近いカラーを中心に、オレンジは小さなかぼちゃ一つ二つにとどめる。
- やさしい雰囲気にしたいとき:白いかぼちゃを主役に、淡いオレンジやくすんだピンクの花、ススキを合わせる。
質感を足す:実ものと枝で奥行きを
色数を絞ると、今度は単調に見えることがあります。そこで活躍するのが実ものや枝もの、穂のある草です。つやのあるヒペリカムの実、ざらりとしたケイトウ、ふわふわのパンパスグラス、ごつごつした枝。色は似ていても質感が違うものを重ねると、ぐっと奥行きが出ます。
緑は控えめに、くすんだ色を味方に
明るい緑の葉をたくさん使うと、春や夏のような印象になってしまうことがあります。秋らしさを出したいときは、緑を控えめにして、銅色の葉や、くすんだ灰緑色の葉を選ぶと落ち着いた雰囲気になります。器も、ガラスより陶器や木、かごなど、素朴な素材を選ぶと秋の色によくなじみます。
大人っぽく仕上げる3つのポイント
- 色は主役を一つ決めて、三色を同じ量で使わない
- 実もの・枝もの・穂で質感を重ねる
- 明るい緑は控えめに、器は陶器・木・かごなど素朴な素材で
飾り方の実際——かぼちゃの器、玄関、テーブル、リース
かぼちゃを器にしてアレンジする
かぼちゃそのものを花器にすると、ハロウィンらしさがぐっと高まります。手順は次のとおりです。
- 1. かぼちゃを選ぶ:底が平らで安定するものを選びます。直径15センチ前後の中くらいの大きさが扱いやすいでしょう。
- 2. ふたを切る:ヘタのまわりをナイフでぐるりと切り、ふたを外します。かぼちゃの皮は硬いので、手を切らないよう慎重に。小さなお子さんと作る場合、ここは大人が担当してください。
- 3. 中身をくり抜く:スプーンで種とわたをしっかり取り除きます。残っていると傷みが早くなります。
- 4. 内側を保護する:内側に食品用ラップやビニールを敷くか、小さな容器(プラスチックのカップやジャムの空き瓶など)を入れます。かぼちゃが直接水に触れないようにすると、少し長持ちします。
- 5. 吸水スポンジをセットする:花用の吸水スポンジを、水に浮かべて自然に沈むまで待ってたっぷり吸わせてから、容器の大きさに合わせて切って入れます。
- 6. 花を挿す:まず主役のダリアなどを低めに挿し、次に実ものや枝もので形を整え、最後に細い花や穂で動きを出します。かぼちゃのふちから少しこぼれるくらいが自然に見えます。
くり抜いたかぼちゃは傷みが早く、室温や湿度にもよりますが、数日から1週間ほどで柔らかくなってくることがあります。ハロウィン当日に飾るなら、2〜3日前に作るくらいがちょうどよいでしょう。吸水スポンジの水が減ってきたら、上からそっと注ぎ足してください。
「くり抜くのは大変」という場合は、かぼちゃの横に小さな花瓶を並べるだけでも十分です。かぼちゃを丸ごとのまま使えるので、長く飾れるのも利点です。
玄関先に飾る
玄関は家の顔。ハロウィンの飾りがいちばん映える場所かもしれません。
- 大小のかぼちゃを段差をつけて並べる:大きなかぼちゃを奥に、小さなものを手前に置き、木箱や台で高さに変化をつけると立体的に見えます。
- 背の高い枝ものやパンパスグラスを添える:大きめの壺やバケツに入れて、かぼちゃの後ろに置くと、全体が引き締まります。
- 屋外に置くときは雨と夜露に注意:かぼちゃが濡れると傷みやすくなります。軒下など雨の当たらない場所を選びましょう。
マンションの共用廊下などに飾る場合は、通行の妨げにならないか、管理規約で決まりがないかを確認しておくと安心です。
テーブルに飾る
食卓やリビングのテーブルには、低めにまとめた飾りが向いています。
- 小さなかぼちゃを数個並べる:白、オレンジ、まだら模様など、色や形の違うものを3〜5個ほど。奇数にすると自然な並びになりやすいといわれます。
- あいだに短く切った花を小瓶で:ダリアやケイトウを短く切って小さな瓶に一輪ずつ挿し、かぼちゃのあいだに置くと、さりげなく華やかになります。
- ヒペリカムやツルウメモドキを散らす:テーブルの上に実ものを少し添えると、秋の実りを感じる景色になります。
食事をするテーブルでは、向かいの人の顔が見えるよう、高さを20〜25センチ程度までに抑えると過ごしやすくなります。ろうそくを使う場合は、花や枝に火が近づかないよう十分に距離をとり、火のそばから離れないようにしましょう。安全を優先するなら、電池式のライトを使うのもおすすめです。
秋のリースを作る
ハロウィンの時期に作ったリースは、飾りを少し入れ替えるだけで11月まで楽しめます。
- 土台:市販のつるのリース土台か、ツルウメモドキのつるをくるくると丸めて作ります。
- 飾る素材:乾燥したほおずき、ヒペリカム、小さな松ぼっくり、ドライにしたパンパスグラスの穂など。
- 留め方:細いワイヤーや麻ひもで巻き付けるか、グルーガンで固定します。
生のヒペリカムなどは、飾っているうちに自然に乾いていきます。少し色が落ち着いてくる変化も、秋らしい味わいとして楽しめます。
子どもと一緒に作れる簡単な飾り
小さなお子さんと一緒に楽しむなら、刃物を使わない飾りがおすすめです。
- かぼちゃに顔を描く:油性ペンやシールで、小さなかぼちゃに顔を描きます。くり抜かないので傷みにくく、長く飾れます。
- 瓶にリボンを巻いて花を一輪:ジャムの空き瓶にオレンジや黒のリボンを巻き、好きな花を一輪挿すだけ。お子さんに花を選んでもらうと、思い出に残る飾りになります。
- かごに秋の実りを詰める:小さなかごに、おもちゃかぼちゃ、松ぼっくり、ヒペリカムなどを好きなように並べます。並べ方に正解はないので、自由に楽しんでもらえます。
ただし、ヒペリカムなどの実ものや観賞用かぼちゃは食べ物ではありません。小さなお子さんが口に入れないよう、作るときも飾るときも大人が見守ってあげてください。
ハロウィンが終わったら——片付けと、そのまま楽しめる飾り

ハロウィンが終わったら、全部片付けちゃえばいいんですよね?

花や実ものの多くは、もともと秋の植物です。小物を外せば、そのまま秋の飾りとして楽しめますよ。

ケイトウは逆さに吊るしておくと、ドライフラワーにしやすいんだ。
かぼちゃの処分は自治体のルールに従って
11月に入ったら、ハロウィンらしいモチーフは少しずつ片付けていきましょう。くり抜いたかぼちゃは傷みが早いので、柔らかくなったりカビが出たりしたら早めに処分します。
かぼちゃの捨て方は、お住まいの自治体によってルールが異なります。生ごみとして可燃ごみに出す地域が多いようですが、大きなかぼちゃは小さく切ってから出すよう求められる場合もあります。かぼちゃは皮が硬く、切るときに力が要るので、けがに注意してください。迷ったときは、自治体のホームページやごみ分別の案内で確認するのが確実です。吸水スポンジやビニール、ワイヤーなどは、かぼちゃとは分けて、それぞれの分別に従って捨てましょう。
花や実ものは「秋の飾り」としてそのまま
ハロウィンのために用意した花材の多くは、もともと秋の植物です。ハロウィンらしい顔を描いたかぼちゃや、黒いリボンなどの小物を外せば、そのまま秋の飾りとして楽しめます。
- 丸ごとの観賞用かぼちゃ:傷んでいなければ、引き続き「実りの秋」の飾りとして置いておけます。
- ヒペリカムやツルウメモドキ:実ものは日持ちがよいものが多く、乾いても形が残るので、リースや器に入れて楽しめます。
- ススキやパンパスグラス:ドライとして長く飾れます。
- ダリアやケイトウ:生花は傷んだものから順に取り除き、元気な花だけを短く切って小瓶に挿し直すと、もう少し楽しめます。ケイトウは逆さに吊るしておくと、ドライフラワーにしやすい花です。
ハロウィンの次は、11月の秋の飾りへ
ハロウィンが過ぎると、季節は晩秋へと移っていきます。オレンジ色のかぼちゃを片付けたら、紅葉した枝ものや実もの、深い色の菊やダリアを中心にした、落ち着いた秋の飾りへ少しずつ切り替えていくのがおすすめです。
たとえば、ハロウィンのテーブルに並べた小さなかぼちゃを一つだけ残し、そこに紅葉した枝と松ぼっくりを加える。それだけで、にぎやかなお祭りの飾りが、静かな晩秋の景色に変わります。ハロウィンのリースも、乾燥したほおずきやヒペリカムを残して、黒いリボンを麻ひもに替えれば、11月の玄関にもなじみます。
もともとハロウィンは、収穫の終わりと冬の始まりを迎える節目の行事だったといわれています。秋の実りを家に迎え、季節の移り変わりを感じながら暮らす。そんな気持ちで花やかぼちゃを飾れば、ハロウィンは子どもだけのイベントではなく、大人にとっても秋を味わうひとときになるはずです。
今年の10月は、ぜひ花とかぼちゃで、ご自宅に小さな秋の景色を作ってみてください。
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