7月22日頃は二十四節気の「大暑(たいしょ)」。文字通り「最も暑い」節気で、夏のピークを迎えます。同日は一粒万倍日でもあります。

暑さに参った時こそ、「見た目で涼しい花」。水を感じる青いアジサイ、白いアンスリウム、エアプランツのガラス飾りなど。
🌡️ 「大暑(たいしょ)」——一年で最も暑い節気
二十四節気の「大暑」は、一年で最も暑くなる時期。気温が35度を超える「猛暑日」が連続することも珍しくない、夏のピークです。
そして同日は一粒万倍日でもあります。「猛暑+吉日」という不思議な組み合わせ。何かを始めるなら、涼しい朝の時間帯にやりましょう。

暑い日こそ「見た目で涼を感じる花」を選びましょう。青いアジサイ、白いカラー、エアプランツのガラス飾りなど。
🥒 大暑の頃の「涼を呼ぶ食べ物」
- 🍃 そうめん:冷たくつるりと
- 🥒 きゅうり・トマト:水分豊富な夏野菜
- 🍑 桃:旬の果物で水分補給
- 🍡 水まんじゅう:涼を感じる和菓子
- 🍵 麦茶:身体を冷やす伝統的飲み物

「見た目・舌・身体」3つで涼を感じる工夫——日本人の暑さ対策の知恵だね!
🌿 【夏の枝物特集】涼を呼ぶ「ドウダンツツジ」——うまく飾れば1ヶ月も!
大暑の猛烈な暑さの中、桔梗屋がこの時季いちばんおすすめしたいのが、切り枝の「ドウダンツツジ」。花ではなく“枝もの”ですが、涼を呼ぶグリーンとして毎年大人気。うまく飾れば、1ヶ月近く楽しめることもある、驚きの長持ちっぷりなんです。


この写真、桔梗屋に飾ったドウダンツツジです。どうですか、この「部屋の中に木が生えているような」自然な枝ぶり。この一枝あるだけで、空間がぐっと涼しく、上質になるんです。
🤔 そもそも「ツツジ」なの?花は咲くの?
名前の通り、ドウダンツツジはツツジ科の植物。れっきとしたツツジの仲間です。名前の由来は、枝の分かれ方が、昔の灯り「結び灯台(むすびとうだい)」の脚に似ていることから「灯台躑躅(とうだいつつじ)」→ドウダンツツジになったと言われています。
花も、ちゃんと咲きます。春(4〜5月)に、スズランのような白い釣鐘型の小さな花を鈴なりに咲かせる、とても可憐な木なんです。ただし、夏に切り枝で出回るのは花の時期を過ぎた“新緑の枝”。この爽やかなグリーンこそが、夏の主役です。

春は白い花、夏は爽やかな新緑、秋は燃えるような紅葉——一年で何度も表情を変えるのがドウダンツツジ。季節の移ろいを感じさせてくれる、粋な木なんだ!
💚 なぜこんなに人気なの?
- 🌳 自然樹形が美しい:花瓶に挿すだけで、部屋に木が生えたような景色に
- 💧 花瓶の水が濁りにくい:手入れがラクで、清潔に保ちやすい
- ⏳ とにかく長持ち:うまく飾れば数週間〜1ヶ月も
- ❄️ 見た目に涼しい:暑い夏の室内を、爽やかに演出
- 🎐 和にも洋にも合う:どんなインテリアにもなじむ

「水が濁りにくい」のは本当にラクなんですが——だからといって水替えをサボらないでくださいね!濁りにくくても、できれば毎日、水を替えてあげてください。それだけで持ちがぐっと変わります。
✂️ ドウダンツツジを長く飾る「切り戻し」のコツ
長持ちの秘訣は、やっぱり切り口のケア。ドウダンツツジは枝が太くて硬いので、ちょっとコツが要ります。
⚠️ 太い枝は「無理しない」!剪定ばさみを使って
まず大前提。太くて切れない枝を、普通の花ばさみで無理やり切ろうとしないでください。手を痛めますし、切り口もつぶれてしまいます。硬い枝には、専用の「剪定(せんてい)ばさみ」を使ってほしいんです。

剪定ばさみって、どんなものを選べばいいんですか?
🌟 店長愛用!「岡恒(おかつね)」の剪定ばさみ
私(店長)が実際に長年愛用しているのが、「岡恒(おかつね)」の剪定ばさみ。プロの植木職人さんにも絶大な支持がある、日本製の名品です。
- ✂️ 切れ味が抜群:太い枝もスパッと、切り口がつぶれない
- 🔴⚪ 赤と白の持ち手が目印:現場でもすぐ分かる定番カラー
- 💪 軽い力で切れる:手が疲れにくく、作業がはかどる

切れないハサミで無理して切ると、手首を痛めて腱鞘炎(けんしょうえん)になってしまうことも。切れ味のいい道具は、お花を長持ちさせるだけでなく、あなたの手も守ってくれるんです。一本いい剪定ばさみがあると、一生ものですよ。
▼ 店長も長年愛用している「岡恒」の剪定鋏はこちら。太い枝もスパッと切れて、手も疲れません。
🪵 切り方——「斜めに切って、十字に割る」
ドウダンツツジの水揚げを良くする切り方です。
- 切り口を斜めに切る(水を吸う断面を広くする)
- さらに切り口に十字の切り込みを入れて割る(吸水面積をさらに広げる)

店長、枝が硬くて十字に割れないときは、どうすれば…?

いい質問!硬くて割りにくい時は、無理に割らなくて大丈夫。その代わり、「鉛筆削り」の要領で、枝をこまめに回しながら、薄〜く表面を削るように切って、新しい面を出してあげてください。茶色く傷んだ古い切り口のままだと水を吸えないので、フレッシュな断面を出すのがポイントです。

ポイントは「新しい切り口を出す」こと。斜め切り+十字割りが基本、硬ければ鉛筆削り式でOK。どちらも“水を吸う面をきれいに、広く”という同じ目的なんだ!
🌲 同じ「90cm」でも、枝の“素性”で雰囲気は全然違う
ここは、ちょっとマニアックだけど大事なお話。同じ「90cmのドウダンツツジ」でも、実は雰囲気がまったく違う2種類があるんです。
- 🌱 90cmに育った“若い株”をそのまま切ったもの
- 🌳 数メートルに育った大きな木の“枝先”から90cm取ったもの

この2つ、同じ長さでも別物なんです。数メートルの木の枝先から取った枝は、長い年月をかけて何度も枝分かれを繰り返してきた“成熟した枝ぶり”。だから細かい小枝が多く、自然な曲線があって、まるで一本の木のミニチュアのよう。これが「部屋に木が生えているような」あの美しさの正体です。

一方、90cmの若い株は、まだ枝分かれが少なく、まっすぐで単調な枝ぶり。同じ値段・同じ長さでも、“枝先もの”の方が圧倒的に表情豊か。桔梗屋が選ぶときは、この「枝ぶりの成熟度」を必ず見ています。

つまり「枝分かれの多さ・枝ぶりの成熟度」の理由で、同じ90cmでも雰囲気が全然違うんだね。長さだけじゃなく“枝の素性”を見るのがプロの目!
🍁 秋には紅葉、冬には枝のシルエット——一年中楽しめる
ドウダンツツジの魅力は、夏だけではありません。
- 🌿 夏:爽やかな新緑で涼を呼ぶ(今がまさに旬!)
- 🍁 秋:燃えるような真っ赤な紅葉。切り枝でも紅葉が楽しめる贅沢
- 🌳 晩秋〜冬:葉を落とし、繊細な枝のシルエットそのものを飾る渋い楽しみ方も

夏の新緑もいいですが、秋の紅葉ドウダンもまた格別。季節ごとに違う表情を、ぜひ暮らしに取り入れてみてください。
🌸 桔梗屋では「150cmのドウダンツツジ」販売中!お早めに

桔梗屋では今、迫力の「150cmのドウダンツツジ」を販売中です。玄関やリビングにドンと飾れば、それだけで空間が生まれ変わります。ドウダンツツジは人気の枝物なので、シーズン中でも早めに売り切れることも。気になる方はお早めに!

大きな枝は迫力満点ですが、「うちにはちょっと大きすぎるかな…」という方には、飾りやすいサイズにもお切りできます。お部屋のサイズに合わせてご相談ください。まだまだ取り扱っておりますので、ぜひ神楽坂の桔梗屋へ!

以上、夏の枝物「ドウダンツツジ」特集でした!切り花のお手入れの基本は切り花を長持ちさせる記事もあわせてどうぞ🌿
🌸 桔梗屋からのご案内
東京・神楽坂の花屋・桔梗屋では、季節のお花・観葉植物をご案内しています。
🌺 桔梗屋WEBサイトへ
※本記事は日本の暦・季節文化を紹介するものです。気軽な参考としてお楽しみください。

コメント