月に2回神棚のお榊を替えていらっしゃると思います。
いつものお榊に関してはこちらの記事を参考にしてみてください。
お正月を迎える前に神棚の準備をしよう!!
神棚を祀っているお客様も大変多く、それぞれのやり方があると思いますが、基本的なやり方をご紹介したいと思います。
お正月の準備っておせち料理だけかと思ってました!!
毎年お正月に関わる商品を販売してるでしょ・・・忘れちゃった?
アルバイト君の冗談だと信じて話をすすめていきましょう!
最初にタイトルにありました正月のお榊は何が違うの?ですが、お正月のお榊には手前に松の枝を1本いれます。花屋さんでは、「松入り榊」と呼んでます。喪中の方は、松を入れないので、店頭に松入りしかないような時は、店員さんに聞いてみてください。奥から松なしを持ってきてくれる場合もあります!
さて、せっかくですから神棚の準備を順番に説明していきますね。
神棚の清掃
できれば12月の上旬までに終えるようにしたいですね。
神棚の上にあるものを全ておろしホコリが積もっていれば掃除します。
掃除機を使う場合、細かいもを吸わないように、あるいは強く当てることにより、破損しないように注意を払いながら清掃してみてください。
しめ縄の購入、交換
え?スーパーでもう並んでるのを見たけど、いつでもいいんじゃないの??
しめ縄の交換は12月13日以降に交換なさるといいですよ!
なぜ13日以降に交換するのかを説明しますね。
この日は「正月事始め」と言って「すす払い」(今の大掃除の語源)が終わり年神様をお迎えする準備が整う時期だからです。この習慣は元々旧暦に基づいており、江戸時代に江戸城から始まり、江戸の庶民にまで大きく発展しました。特徴的なのは、12月13日が「鬼宿日(きしゅくび)」と呼ばれ、非常に縁起の良い日とされていたことです。改暦後も、「正月事始め」の日付は12月13日のままとなり、多くの神社仏閣では今でもこの日にすす払い(大掃除)が行われています!
神饌(しんせん)お供え物の交換
新鮮な神饌にかえなきゃ〜♪(笑)
そろそろ黙ってようかね・・・
神様にお供えする米、水、塩、酒の事です。
新年を迎えこれからの繁栄を願い旬の野菜や果物を祀る場合もあります。
松入り榊と交換
松は常緑でいつでも青々して長く生きることから長寿の例えで大変縁起がよく、この世と神様の世界の結界でもあるしめ縄の真下の両脇に松を飾ります。まさに神様用の門松ですね!
お正月は通常のお榊の手前に松の入った「松入り榊」をお祀ります。
大麻(おおぬさ)の入れ替え
おおぬさ?なんて初めて聞くけど、そんなの神棚にあったかしら??
おおぬさ?初めて聞いた人も多いかと思います。
「たいま」とも読みますが、まさに麻(あさ)の事です。以前は麻はとても神聖はものとして扱われ、神様へのお供えとしても使われていたそうです。神社でいただく神様の御札(おふだ)のことを大麻と言うようになったそうです。
今年神社でいただいてくる時に白い封筒の表面に「神宮大麻」と書いてある場合があるので、是非見てみてください。
まとめ
今回はお正月の準備で榊がお正月バージョンになりますよ〜という事を説明するために、神棚の掃除からそれぞれの意味までを軽く説明してみました。地域や宗派でいろいろなやり方があると思いますので、それぞれご自身の信じるやり方でやってみてください。
特にやり方を教わってない!今、自分の家に神棚があるけど、特に何もしていなかった・・・という方に参考になればと思います。
花屋「桔梗屋」神楽坂本店 、江戸川橋店でも松入り榊を販売いたします。当店の場合、月末に購入される方が多いため、クリスマスが終わる頃(だいたい26日ごろから店頭に並べ始めます。)
それでは、良いお年を迎えるために、今から準備をしていきましょう!!
今回もお読みいただきまして、ありがとうございます。
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