葵祭の日に——葵の花と日本の神様のつながり

タチアオイ(ホリホック)——葵の仲間 季節の花
初夏に咲くタチアオイ(ホリホック)

5月15日は、京都三大祭の一つ「葵祭(あおいまつり)」の日です。正式名称は「賀茂祭(かもまつり)」。上賀茂神社・下鴨神社の例祭で、平安装束をまとった行列が京都の街を練り歩く、1200年以上の歴史を持つお祭りです。


初夏に咲くタチアオイ(葵の仲間)

🌿 葵祭と葵の花——神様との深いつながり

葵祭の名前の由来は、参列者が「双葉葵(ふたばあおい)」を飾ることにあります。双葉葵はウマノスズクサ科の植物で、葵の葉は賀茂神社の神紋(家紋のような神様のシンボル)でもあります。徳川家の「葵の御紋」はこの双葉葵をデザインしたもの。

店長
店長

葵祭って、もともとは豊作を祈るお祭りだったんだよ。植物や自然の神様に、今年も恵みをくださいってお祈りする。農耕民族の日本らしい、植物と神様の深いつながりを感じますよね。

現代の私たちがよく知る「アオイ」はタチアオイ(ホリホック)のことで、初夏にすらりと伸びた茎に大輪の花をつけます。神社の境内にも多く植えられていて、5月から7月にかけて、下から上へと花が咲き上がっていきます。

精霊くん
精霊くん

タチアオイって、下の花から順番に咲いて、一番てっぺんの花が咲いたら梅雨明けって言われてるんだよ!植物が季節の時計になってるの、すごくない?ぼく好きなんだよねその話。


🌸 神様に供える花——神前のお花の文化

日本の神社では古くから植物を神様に供える「奉納」の文化があります。榊(サカキ)は神前に必ず飾られる神聖な植物で、「栄木(さかき)」から名前が来たとも言われます。菊は天皇家の紋章であり、清廉・高潔の象徴として神前に飾られます。

一方で、神社には「禁花(きんか)」—— 神様が好まないとされる花も伝えられています。地域や神社によって異なりますが、梅の木が禁じられている神社(天満宮では逆に梅を奉納)など、それぞれの神様の性格や縁起にもとづいた花文化があります。

店長
店長

お参りのときに花を持っていきたいなら、その神社で好まれる花を調べてみるのもいいよ。きちんとした花を供えることが、神様への敬意の表し方の一つですね。


🏡 5月15日、植物と一緒に楽しむ過ごし方

葵(タチアオイや双葉葵)は、神社や庭園で見られる植物で、お花屋さんの店頭にはあまり並びません。京都まで足を運べなくても、神様と植物のつながりを感じる、こんな過ごし方はいかがでしょうか。

  • 近所の神社にお参り:境内の植物をゆっくり眺める時間を持つ
  • 初夏の和の花を一輪挿しに:芍薬・カラー・矢車草など、5月に出回る和の趣のあるお花を
  • 榊(サカキ)を飾る:神棚がなくても、清らかな緑として一輪挿しに
  • 植物の本を読む:日本の神様と植物の関係を綴った本でこの日の余韻を楽しむ
  • 京都の風景を映像で旅する:葵祭の中継や記録映像で千年の伝統に触れる
お客様
お客様

葵祭って知ってたけど、植物とそんなにつながりがあったとは!神社の境内をゆっくり歩いてみたくなりました。

店長
店長

神楽坂の界隈にも、赤城神社をはじめ素敵な神社がたくさんあります。お参りのあとに桔梗屋に寄っていただいて、初夏の和の花を一輪お持ち帰りいただくのも、5月15日の楽しみ方としておすすめですよ。




🌸 桔梗屋からのご案内

東京・神楽坂の花屋・桔梗屋では、季節のお花・観葉植物・ご贈答用アレンジメントを取り扱っています。
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