桔梗屋が花言葉を使わない理由——アジサイも気にせず贈ってほしい、花屋の本音

フラワーギフト・贈り物

「このお花の花言葉、悪い意味じゃないですか?」「贈り物にしたいけど、花言葉が気になって…」——お客様からよくいただくご質問です。

実は東京・神楽坂の花屋・桔梗屋では、お客様にお花をご案内するときに、花言葉を使わない方針でやっています。今日はその理由と、「気にせずアジサイも贈ってほしい」というお話を、店主の本音でお伝えします。

店長
店長

「花言葉を使わない花屋」って、ちょっと珍しいかもしれません。でも、これにはちゃんと理由があるんです。


🌸 桔梗屋が花言葉を使わない3つの理由

理由① 本やネットによって、花言葉が違う

同じお花でも、調べる本やサイトによって花言葉が違うことが、本当によくあります。「ピンクのバラ」ひとつとっても、ある本では「上品」、別のサイトでは「愛の告白」、また別では「感謝」——。

もともと花言葉は近代ヨーロッパ(17〜19世紀)で広まった文化。日本に入ってきた時に、翻訳や独自解釈で変化し、さらに時代によって追加・変更されてきました。「決まった正解」がそもそも無いんです。

スタッフ君
スタッフ君

店長、僕も花言葉アプリ入れてるんですけど、調べると別のサイトと内容違うことよくあります…

店長
店長

そうなんです。「絶対これが正しい」というものが無いのに、「この花言葉が悪い」と決めつけてお花を選んでしまうのは、もったいないなと感じます。


理由② マイナスの意味のせいで、花が「贈れない」「飾れない」のはかわいそう

たとえばアジサイには「移り気」「冷淡」といったマイナスの花言葉があります。チューリップの黄色には「実らぬ恋」、椿には「首から落ちる」イメージ——。

でも、考えてみてください。そのお花自身は、ただ美しく咲いているだけです。雨に濡れる紫陽花の青が、人の心を救うことだってあります。黄色いチューリップの明るさが、誰かの一日を変えることだってあります。

精霊くん
精霊くん

ぼくの仲間たち、何も悪いことしてないのに「縁起悪い」って言われると、本当に悲しいんだ…。お花は、いつも一生懸命咲いてるだけなのに。

店長
店長

お花は何百年、何千年もかけて進化してきた地球の傑作。人間が勝手に決めた言葉のせいで、贈り物の候補から外されてしまうのは、お花にも、贈りたかった気持ちにも、もったいないと思うんです。


理由③ 大切にしたいのは「お花そのものの美しさ」

桔梗屋がお花をご案内するときに大事にしているのは、「贈る相手のイメージ」と「お花の見た目・色・季節感」です。

  • 「優しいお母さんのイメージ」→ パステルピンクの柔らかな花を中心に
  • 「シャープでカッコいい上司」→ カラーやアンスリウムのスタイリッシュな構成
  • 「初夏らしい爽やかさ」→ 青や白を効かせた季節感のある花束

言葉の意味より、その人を思って選んだ花そのものが、いちばん心に届く。これが桔梗屋の信念です。


🌷 でも、花言葉でお花を探しに来られる方も多い

とはいえ、花言葉から贈り物を選ぶのも、もちろん素敵な文化です。「この意味を伝えたい」と特定のお花を探して桔梗屋にお越しになるお客様もいらっしゃいます。

お客様
お客様

「永遠の絆」の花言葉のお花を探しているんですけど…

店長
店長

ありがとうございます。ただ、その時の季節やお花の入荷状況によっては、店頭にご希望の花がない場合もあります。


花言葉で探されたときに起こりがちなこと

  • 🌷 季節がずれている:「春の花言葉」を秋に探しても、出回っていない
  • 🪴 鉢物しか無いお花:花束に組めない品種
  • 📚 調べたサイトと別の意味:店頭の情報と食い違うことも
店長
店長

そんな時は、無理に「その花言葉のお花」を探すよりも、「贈りたいイメージ」を教えていただいて、桔梗屋でその時いちばん美しいお花でアレンジするご提案をさせていただきます。


💌 花言葉を否定したいわけではありません

誤解しないでいただきたいのは、桔梗屋は花言葉文化そのものを否定しているわけではありません

もし、お客様が「このお花の花言葉がこんな素敵な意味なんですよ」と教えてくださったら、店頭でも、贈り先様にお伝えするカードにも、喜んで添えさせていただきます。

お客様
お客様

カスミソウは”幸福”って意味があるって聞いたんですけど、プレゼントする友人に伝えてもいいのでしょうか??

店長
店長

それは素敵なことです!「素敵な意味だな」と感じた花言葉は、ぜひ大切にしてください。お花に込めた気持ちが何倍にも膨らみますから。


💠 アジサイも、気にせず贈ってください

梅雨の主役、アジサイ。「移り気」「冷淡」などのマイナスな花言葉が独り歩きして、贈り物として敬遠される代表的な花です。でも——

  • 雨に濡れた青の美しさは、日本の梅雨を象徴する風景
  • たくさんの小花が集まって咲く姿は「みんなで支え合う家族」のよう
  • 土壌で色が変わる神秘性は、ほかの花にはない個性
  • 長く咲き、ドライフラワーとしても楽しめる
精霊くん
精霊くん

アジサイは、ぼくの仲間でも特に「色気がある」存在!梅雨の灰色の空に青や紫を添えてくれる、本当に美しい子なんだよ。


もし「アジサイを贈ったら失礼かな」と迷っているなら——桔梗屋は声を大にして言いたい。「気にせず、贈ってください!」

贈る相手が花言葉を気にされる方なら、こんな添え言葉がおすすめです:

「梅雨を彩る、いまいちばん美しい季節の花を贈ります。雨の日の窓辺に飾って、楽しんでください。」

店長
店長

「いまいちばん美しい季節のお花」——これ以上の贈り物の理由って、ないと思いませんか?


🌸 まとめ——お花の「意味」は、贈る人と受け取る人の間に生まれる

花言葉は素敵な文化です。でも、それに縛られて贈り物の選択肢を狭めてしまうのは、もったいない。

お花の本当の意味は、贈る人の気持ちと、受け取った人の心の中で生まれます。それを大切にする花屋でありたいと、桔梗屋は思っています。

店長
店長

アジサイの季節がやってきました。ぜひ、気にせず、その美しさそのものを誰かに贈ってみてください。



🌸 桔梗屋からのご案内

東京・神楽坂の花屋・桔梗屋では、季節のお花・観葉植物・ご贈答用アレンジメントを取り扱っています。
「贈りたい相手のイメージ」をお聞かせください。お花そのものの美しさで、お選びいたします。

🌺 桔梗屋WEBサイトへ


※本記事は東京・神楽坂の花屋「桔梗屋」のお花選びの方針を紹介するもので、花言葉文化を否定するものではありません。

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